2002.03.31

第11回社団法人日本演劇協会賞、内藤博司氏(音響効果家)に決定!!

 

 選考委員会による厳正な選考の結果、本年度の日本演劇協会賞が下記の如く決定致しましたのでお知らせ致します。

 

受賞者 : 音響効果家内藤博司氏

受賞理由及び受賞対象作品 : 内藤博司氏(昭和32年1月15日生。北海道出身。株式会社ショウビズスタジオ所属。)は長年にわたり音響効果一筋に専念され、近年は特に作品及び俳優の機微を音響効果によって表現し、上演効果を充分に果たしている。作品としては新橋演舞場2月公演「さらば浅草パラダイス」、日生劇場10月公演「あ・うん」、新橋演舞場11月公演「冬の運動会」など。

 なお授賞式は平成14年4月18日(木曜日)、午後6時より新橋演舞場地下大食堂にて行われました。

 

第11回日本演劇協会賞授賞式風景

ムービー1 ムービー2 ムービー3 ムービー4

※日本演劇協会賞について

 新人発掘に苦慮していた60年代・70年代の演劇界にあって、演劇文化の向上発展のため、特に有能なる新人の発掘を図ることを主旨として日本演劇協会において制度化された、当協会における顕彰事業の一つです。
 当時の専門委員としては、菅原卓、内村直也、尾崎宏次、戸板康二、金子洋文、大木豊、岡本愛彦、利倉幸一の各氏(順不同)があたり、昭和41年(1966年)1月25日第一回受賞者として劇作家津上忠氏が、翌年第二回受賞者として演出家木村光一氏が受賞されました。その後、昭和43年・44年・45年と選考が行われたが、該当者無しのまま、以後当賞の選考が行われませんでした。
 その後平成8年(1996年)当賞が復活され、今日に至っています。受賞者は復活第一回・通算第六回舞台美術家中嶋正留氏、第七回演出家・織田紘二氏、第八回劇作家・平石耕一氏、第九回舞台照明家・勝柴次朗氏、第十回舞台美術家・金井勇一郎氏です。
 なお、今回の選考委員は、河竹登志夫、永山武臣、大笹吉雄、水落潔、中嶋八郎、金子和一郎、津上忠、木村光一の各氏でした。