日本演劇協会会員情報2005
2005.6.29
※劇作・演出家の石川耕士先生が構成・脚色と演出協力を担当された「三井の晩鐘」が、第4回(2004年度)佐治敬三賞を受賞しました。
石川先生より次のコメントが寄せられましたのでご紹介致します。
昨平成16年10月24日、大阪イシハラホールで上演された(イシハラホール制作)「三井の晩鐘」が、このたびサントリー音楽財団より、2004年度・第4回佐治敬三賞を贈られることになりました(贈賞式:6月13日)。浄瑠璃を核とした現代音楽の作品(原作・梅原猛、演出・鵜山仁)ですが、私は構成脚色と演出協力ということで参加させて頂き、主に浄瑠璃詞章の作詞(作曲は鶴澤清治、演奏は豊竹呂勢大夫と鶴澤清治)に苦労致しました。古典である義太夫と、現代音楽が斬り結ぶということになりますと、義太夫が詞章・節付けともに、擬古典的に格調を備えていなければならないと考えましたので。苦労した作品が顕彰されましたことは何よりの喜びであります。古典邦楽と現代音楽のコラボレーションであるとともに、音楽と演劇との接点のような試み(それで演出をはじめ、美術・倉本政典、照明・井口眞といったスタッフ構成だったのでしょう)であったと思います。とはいっても音楽としての面が大きいわけですので、演劇のジャンルでは、見落とされがちがちかも・・・と思い、お知らせ申し上げる次第です。(スタッフ名の敬称略) 従来の仕事の方は、脚本・演出補を勤めております「ヤマトタケル」東京・大阪公演に続いて、6月4日より名古屋・中日劇場にての公演・・・劇場機構の違いから、色々と演出変更をしなければなりませんので、プランを考えています。 |
2005.5.25
※文学座有志による自主企画
八十八の会公演のお知らせ
6月30日(木)〜7月3日(日)、東京・サイスタジオ コモネAスタジオにおいて、当協会評議員・戌井市郎先生を中心とした文学座の自主発表会“八十八の会”による公演が行われます。 お問い合せは、 文学座企画事業部 TEL:03-3351-7265 までどうぞ。 |